ALLSELECTED関数

パワーピボット 基本

ALLSELECTED関数は、指定した列のみフィルターを解除する関数です。
CALCULATE関数とあわせて使用します。

ALL関数とALLSELECTED関数の違い

フィルターを解除するDAX関数として、ALL関数があります。

まずは、ALL関数についてあらためて説明します。

次のテーブルでALL関数のメジャーを作成します。

ALL_商品名 := CALCULATE( SUM([売上]) , ALL('部別費用'[商品名]) )

さらにもう一つ、ALLSELECTED関数のメジャーを作成します。

ALLSELECTED_商品名 := CALCULATE( SUM([売上]) , ALLSELECTED('部別費用'[商品名]) )

そして、これらをピボットテーブルで出力してみます。

これらは、「商品名」にかかっているフィルターが無視されて、本部の合計金額が表示されています。

しかし、ALL関数とALLSELECTED関数の結果に違いは見られません。

では、スライサーを足して、さらに「a商品」を選択します。

今度はALL関数の数字に変化ないですが、ALLSELECTED関数は「a商品」の売上金額に変化しました。

つまり、ALL関数はスライサー指示(フィルター)を無視するけど、ALLSELECTED関数はスライサーに影響を受けます。

ALLSELECTED関数の活用法

DAXでフィルターの解除をして、何が楽しいのかと疑問をもつかもしれません。

一番の活用法は、やはり比率の計算になります。

このピボットテーブルの場合だと、本部の合計がALLSELECTED関数で算出できているので、DIVIDE関数を使って、本部内の売上比率を求めることができます。

売上比率 := DIVIDE( SUM([売上]) , [ALLSELECTED_商品名] )

DIVIDE関数は、割り算の関数になります。つまり、商品ごとの売上 ÷ 本部売上の合計 で比率が計算されることになります。

Udemy(ユーデミー)は、世界中の講師と学習者をオンラインで結びつける学習プラットフォームです。

Udemyの特徴は「買い切り型の動画」で、購入後いつでも無制限に視聴可能なことです。

また、セール時には本1冊分ほどの価格で購入できる講座もあります。

一般書籍で紹介されない深い内容を、サンプルデータ付きでわかりやすく学ぶことができるため、コストパフォーマンスは抜群です!

いつでもどこでも何度でも、スマホが教室に Udemy icon 仕事の生産性の人気オンラインコース

コメント