結論、パワークエリにリレーション機能はありません!
リレーションは、パワーピボットの機能になります。
ですが、パワークエリを使って、異なるテーブル間のデータを結合することは可能です。
クエリのマージ
クエリのマージは、あるキーを使ってテーブル間のデータを結合します。
ExcelのVLOOKUP関数に似た動きをしますが、まったく同じものと思っていると想定外の結果になることがあります。
次のようなデータを用意します。
口座番号一覧には銀行名がないため、銀行マスタの銀行名と紐づけして一つの表を作成します。
パワークエリエディタにテーブルを読み込み、「 口座番号一覧 」で銀行コードを選択し、「 クエリのマージ 」をクリックします。
「口座番号一覧」の「銀行コード」と「銀行マスタ」の「銀行コード」、結合の種類は「左外部」を選択し、「OK」をクリックする。
銀行マスタ左の矢印をクリックし、「元の列名のプレフィックスとして使用します」のチェックをはずして「OK」をクリックします。
銀行名の列が追加されました。
VLOOKUPとの違い
さて、冒頭でVLOOKUPと同じ感覚で使用すると、思わぬ結果になるとお話ししましたが、このデータにおいては問題は無いように見えます。
では、次のような銀行マスタをマージした場合はどうなるでしょう?
同じクエリの作りだと、次のように出力されました。
元々、口座一覧は3行だったのに5行に増えてしまいました。
これはパワークエリが、A0001にヒットした行を全て表示するためです。
あえて支店の数だけ集計がしたいこともありますが、今回、口座一覧の行数を崩さずに結合したい場合は、この銀行マスタと結合すると目的と結果が合わなくなります。
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