Power Queryとは、Excelでデータの集計やデータの加工を自動化するための機能です。
プログラミングの知識が必要なExcelマクロに比べ、Power Queryは簡単に操作できるため、誰でも手軽に使えるというメリットがあります。
Power Pivotが集計・分析を得意とするのに対し、Power Queryは、その前段作業であるデータの取込や整形を得意としています。
パワークエリで主な機能は、次の3つになります。
- フォルダ内のすべてのファイルを取得する
- 不要な行や列の削除など、データを整形する
- 複数のテーブルを1つの表にまとめる
この記事では、これらの機能について紹介していきます。
機能① フォルダ内のすべてのファイルを取得する
Power Queryでは、フォルダ内の複数のファイルを一括で取得し、ひとつのファイルにまとめることができます。
例えば、フォルダ内に「販売データ」というExcelファイルが月別で入っていた場合、
普通に集計しようとすると、全てのExcelファイルを開いてコピペで貼り付け・・・となりますが、
Power Queryを使うと、各月のファイルの取込みをして、表の結合までしてくれます。
機能② 不要な行や列の削除など、データを整形する
集計に使用する元データが、常に整った状態であるとは限りません。
例えば、元データがすでにクロス集計表として加工されている場合、集計単位を変更するなどの調整は難しくなります。
この場合、Power Queryの「ピボット解除」機能を使うと、次のようにデータをテーブルの形に戻すことができます。
他にも、次のように変換することも可能です。
機能③ 複数のテーブルを1つの表にまとめる
Power Queryを使えば、複数の表を一つの表に簡単にまとめることができます。クエリのマージや追加機能を活用することで、異なるデータソースやテーブルを効率よく結合し、統一されたデータセットを作成することが可能です。
この記事では、Power Queryの主要な機能についてご紹介しました。
これらの機能を使うことで、今まで手作業で行っていた業務を効率化していくことができます。
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