ピボットの解除はパワークエリを代表する便利機能です。
次のような月別販売数の表があったとします。
このままでも分析することはできますが、ピボットテーブルで再加工するにはとても不便な形です。
そのため、「4月」「5月」といったタイトル行の月情報を、列に入れ替えをします。
この作業をピボットの解除と呼びます。
列のピボット解除
4月から7月までの列を選択した状態で、ホームタブの「列のピボット解除」を選択してさらに「列のピボットを解除」をクリックします。
「部門」と「商品コード」列以外がピボット解除されました。
月の情報は、「属性」という列に表示され、販売個数は「値」の列に表示されました。
その他の列のピボット解除
「部門」列と「商品コード」の列を選択した状態で、ホームタブの「列のピボット解除」を選択してさらに「その他の列のピボットを解除」をクリックします。
「部門」と「商品コード」列以外がピボット解除されました。
最初に選択する列が逆なだけで、出力結果は先ほどと同じになります。
列に新しいデータが追加された場合
クエリを作成後、元の表に「8月」のデータが追加された場合、どのような動きになるか確認します。
再びエディタをひらいて更新すると、8月のデータも属性列に追加されていることがわかります。
このままの列名だとわかりずらいので、「属性」を「月」、「値」を「販売数」に変換します。
ピボットテーブルで出力
最後にピボットテーブルでの出力を確認します。
「月」を行に指定することで、月別部門別の販売数を表現することができています。
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