SAMEPERIODLASTYEAR関数(前年比)

SAMEPERIODLASTYEAR関数は、前年同期のデータを取得することができます。

前年との差額、増加率などを分析する際に便利な関数です。

特定の期間に基づいて集計値を計算する関数を、タイムインテリジェンス関数と呼び、正しく分析を行うためには、日付テーブルが必須になります。

SAMEPERIODLASTYEAR関数の使いかた

次のような販売データを例にして、SAMEPERIODLASTYEAR関数を使ってみます。

日付テーブルの名は「日付テーブル」とし、販売データとリレーションさせています。

準備ができたら、次のメジャーを作成してみます。

前年度:= CALCULATE( SUM([売上]) , SAMEPERIODLASTYEAR('日付テーブル'[日付]) )

ピボットテーブルに出力すると、次のような結果が出ます。

SAMEPERIODLASTYEAR関数はCALCULATE関数と組み合わせて使用します。

先ほど作成した「前年度」の値は、2023年の売上と一致します。

つまり、今年度と前年度の売上を横並びで表示することができました。

さらにひと工夫加えて、前年差と増減率をだしてみます。

今年度 := SUM([売上])
前年差 := [今年度] - [前年度]
増減率 := DIVIDE( [今年度] , [前年度] )

これらのメジャーをピボットテーブルに出力すると次のような結果になります。

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